シンガポールに移住

シンガポールの物価って安いの?高いの?生活に必要なコストを紹介

シンガポールの物価って高いって言われてるけど「実際に日本と比べてどれくらい違うの?」「シンガポールの生活費はいくら必要なの?」と、思ってる方も多いのではないでしょうか。

この記事ではシンガポールで生活する時に必要になるコストを項目別に紹介していきます。

この記事でわかること
  • シンガポールの通貨
  • シンガポールと日本の物価の違い
  • シンガポールの生活コスト

シンガポールの移住方法に関しては「シンガポールの移住方法!ビザ条件やメリット・物価事情・家探しまで徹底解説」の記事で詳しくまとめています。

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シンガポールの通貨

まず、最初にシンガポールの通貨を紹介します。シンガポールの通貨はシンガポールドルになります。基本的にシンガポールドルは「SGD」「S$」などで表示されますが、シンガポール国内では「$」のみで表示されている事もあります。

シンガポールドルはここ20年間でレートが高騰していて、2000年代前半は1SGD 約60円台でしたが、ここ5年くらいで約20円もレートが上がり、1SGD 約80円台で落ち着いています。

紙幣の種類

アメリカのドルと違いシンガポールドルの紙幣は2ドルからになります。2SGD札から始まり5SGD札、10SGD札、20SGD札、50SGD札、100SGD札、1,000SGD札の全部で7種類の紙幣があります。ATMで引き出した時などは20SDG札や50SGD札がメインで使われています。

1,000SGD札も存在してますが、一般ではほとんど見かける事はありません。カジノなどでは1,000SGD札が流通しているので、シンガポールのカジノで勝てば、チップと換金の時に1,000SGD札と変えてもらう事ができます。

実際に日本で1,000SGD札を日本円に両替しようとした時、日本の両替所が1,000SGD札の存在を知らず、1,000SGD札の存在を確認をする為に両替にかなり時間がかかった事がありました。

硬貨の種類

硬貨はアメリカと同様にセントになります。シンガポールの硬貨は全部で1ドル、50セント、20セント、10セント、5セント、1セントの6種類になります。紙幣とは違って全ての硬貨を目にする事ができます。

シンガポールと日本の物価を比較

物価が高いと言われているシンガポールの物価を日本の物価と比較してみました。生活するうえで必要になる代表的な項目別で紹介していきます。

住宅関連・家賃

シンガポールの家賃は日本の東京に比べても非常に高いです。シンガポールの中心街にあるマンションはほとんど高級マンションになります。

シンガポール国民の80%はシンガポールの住宅開発庁(HDB)が開発したHDB住宅に住んでいます。基本、HDBは日本の団地みたいな感じですが、中には高級マンションクラスのHDBもあります。家賃が高いのでシンガポール人のほとんどが結婚するまでは実家で家族と一緒に暮らします。

外国人でも借りる事ができますが、シンガポールに住んでいる外国人や大手日系企業の駐在員のほとんどが、コンドミニアムと呼ばれる高級マンションに住んでいます。エリア毎や間取りで家賃相場のは若干違いますが、シンガポールに住む日本人の平均家賃は5,000〜15,000SGDになります。

シンガポールの家賃例

2LDK:4,500SGD〜/月

3LDK:5,500SGD〜/月

独任でシンガポールに駐在している人はルームシェアなども利用しています。ルームシェアだとSGD1,500〜/月で借りる事ができます。それでも東京都内でワンルームを借りるくらいの家賃だと考えるとかなり高い家賃です。

食関連

500mlペットボトル

シンガポールのコンビニで売っている500mlペットボトルは店舗によって、若干、値段が違いますが、平均すると約2.5SGDで買う事ができます。

1SGDが80円とすると約205円くらいです。日本のコンビニでは相場の販売金額としては約140円くらいなので、シンガポールの方が約65円高いですが、それほど気になるような値段の差ではないと思います。

交通機関系

タクシーの料金

シンガポールのタクシーは日本のタクシーの料金と比べるとかなり安くタクシーを利用する事ができます。

東京のタクシー初乗り(1.052km)は410円で、237m毎に80円加算されますが、シンガポールの初乗り(1km)は3.9SGD(約320円)で400m毎に0.22SGD(約18円)が加算されます。

深夜や渋滞が多い時間などは特別運賃がかかりますが、それでもシンガポールのタクシーは日本よりも安く利用する事ができます。

MRT(地下鉄)の運賃

シンガポールの移動手段と言えばMRT(地下鉄)です。シンガポールに住んでいる人はタクシーよりもMRT(地下鉄)の方が安いので、ほとんどの人が毎日MRTに乗っています。

シンガポールは国土が狭いのでMRT(地下鉄)を使えば、シンガポールの主要なエリアには移動できるのでとても便利な交通手段です。

シンガポールの地下鉄の料金は日本の電車や地下鉄に比べるとかなり安い料金で乗る事ができます。一駅の移動は0.77ドルから最大でも2.02ドルしかかかりません。

車の価格

シンガポールは車の価格が日本と比べるとかなり高いです。シンガポールで車の価格が高い理由は、車を買った際にかかってくる自動車取得税、贅沢品や嗜好品にかかる税金(GST)が、日本に比べて税金が異常に高い事が原因です。

この税金が設けられた理由はシンガポールの国土の広さにあります。シンガポールは日本の東京都くらいの広さしかない為、車の台数が増えると渋滞が簡単に起きてしまいます。

国土の狭いシンガポールで渋滞防止対策として、税金を高くして一部の限られた人しか車を保有できないようにする事で渋滞が起こらないように税金が高く設定されました。

嗜好品

タバコ

シンガポールのタバコは日本に比べるとかなり値段が高いです。日本でタバコを買うと約450円くらいだと思いますが、シンガポールでは約13SGD(日本円)します。日本のタバコの2倍以上の値段です。喫煙者にはタバコの出費がかさむと思います。

シンガポールは日本と同じ物価で生活できる

シンガポールの住宅費や車は高いですが、ホーカーなどで食事を済ませば食事代もそこまで高くはありません。

外食は日本よりも少し高くなりますが、月に数回はシンガポールの美味しい食事を楽しむ事ができます。

シンガポールの方が物価が高いものもありますが、日本の東京に比べると安いものもあります。交通費に関してはシンガポールの方が安く公共交通機関を使う事ができます。

普段の生活に必要な物価を考えるとシンガポールは日本の東京とあまり変わらない生活費用で生活する事ができます。

東南アジアでもっと生活コストを下げて移住したい場合はタイやマレーシアも検討してみるといいかもしれません。