「近々タイにひとり旅へ出かける予定だけど、旅慣れしていないから不安…。タイの治安や食べ物、泊まる場所について詳しく知りたい。またひとり旅におすすめの観光地があれば教えてほしい!」と思っているあなたへ。
そこで今回は、タイひとり旅を攻略するノウハウをご紹介します!
治安や食べ物はもちろん、宿、さらには超ローカルな観光地まで幅広くピックアップしました。ひとり旅は少し不安かもしれませんが、タイは比較的旅しやすい国ですし、一度行けばきっとハマるはず。それでは早速ご紹介していきますね。
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世界中からバックパッカーが集まる「旅の拠点」
今や世界的な観光地となっているタイの首都「バンコク」。もはや発展途上国とは言えないほど大都市になったバンコクをはじめ、プーケットやホアヒンといったリゾート地、さらには山岳地帯のチェンマイなど、ジャンル問わず魅力的なスポットがそろっています。
また、治安やアクセスが良好で旅しやすいことから、バックパッカーにとっては「初海外一人旅ならタイでしょ!」といった位置づけにもなっています。なかでもバンコクには、大きなバックパックを背負った旅人をたくさん見かけますね。
【比較的安全】タイの治安はどうなの?
タイの治安は、「夜でも出歩けるほど良い」です。(わたし個人の感想も含まれていますが)たしかに日本と比べると犯罪発生率は高いのですが、命にかかわる重大な事件はほとんど起こりません。一方でスリやぼったくりは多いので注意が必要です。
対策として、「お金を分散させておく(財布を複数持つ)」、グイグイと誘ってくる人についていかない、誘われてもハッキリ断る、深夜の路地裏は歩かない、などを意識しましょう。常に危険と隣り合わせであることを自覚して、ガードを固くしておくのが旅の鉄則です。
しかし、夜でも出歩けるほどタイの治安は良いです。カオサンロードや都市の中心部は、夜になっても大きな盛り上がりを見せています。たしかに日本よりは犯罪リスクがありますが、きちんと注意しておけば問題ありません。
【スパイシー料理多め】タイのご飯は?
タイの食事はイメージどおり、辛い料理が多めですね。ご存知トムヤンクンをはじめ、ガパオライスなど、やはり本場の料理はスパイシー。辛いものが苦手な人にとってはちょっと大変かもしれません。
辛い系の料理は?
- トムヤムクン
- ガパオ
- ライスソムタム(パパイヤのサラダ)
辛くない料理は?
- パッタイ
- カオマンガイ
- カオソーイ
ぜひ「屋台」にチャレンジしてみよう!食べる場所は屋台もしくはレストランですね。現地の人々は日常的に屋台を使っているので、タイの雰囲気になじむためにも屋台メシにチャレンジしてみるのもオススメです!
ローカル感たっぷりですし、店員さんとのコミュニケーションも楽しめるはず。
【ゲストハウスの聖地】タイの宿は?
ひとり旅の宿泊先として定番なのが、ゲストハウス。「ドミトリー」と呼ばれる、相部屋の二段ベットが特徴の宿です。
タイの観光地には至るところにゲストハウスが点在していて、「2~3分歩けばゲストハウスを見かける」それくらい多くの宿がひしめき合っています。宿の予約はどうするの?あらかじめスマホを使って宿を予約しておくのがオススメです。
なかでも、ブッキングドットコムやアゴダといったアプリは便利ですよ。宿を探して1~2分でサクッと予約できますし、宿のオーナーに予約番号を見せればすぐにチェックイン可能です。
【圧倒的なコスパ】タイの物価は?
タイの物価は、日本の3分の1ほどです。レストランに行ったり良いホテルに泊まると、それなりに値段は張りますが、屋台やタクシー、ゲストハウスは破格です。
- 屋台:1食40バーツ(約140円)
- ゲストハウス:安いものだと1泊150バーツ
- 電車:1駅16バーツ
- 水:1.5Lで15バーツほど
タクシーはいくつか種類があって、「メータータクシー」、「バイクタクシー」、「トゥクトゥク」の3つです
メータータクシー
通常のタクシーで、料金は日本の3分の1ほど。初乗りで計算すると35バーツ(140円弱)。空港から中心部までの20kmを走っても200バーツほどで済みます。ただ、渋滞に巻き込まれやすいのが難点です。
バイクタクシー
バイクの後ろに乗るタイプのタクシーです。メータータクシーよりもやや値は張りますが、渋滞に巻き込まれにくく、スムーズに行き先まで行けます。料金は、80~100バーツほど。
トゥクトゥク
タイ名物の三輪車。3つのタイヤから成るカラフルな色合いのトゥクトゥクは、その珍しさから観光客向けの乗り物となっています。料金は、運転手によりますが150バーツほど。ぼったくりが多いので要注意。
【英語は通じるの?】タイの言語事情は?
現地の言語事情も、ひとり旅においては重要なポイントですよね。タイは、基本的に英語が通じます。
タイは英語圏ではないので、美しい英語を話せるタイ人は少ないです。カタコトの英語でもまったく問題ありません。
英語を話せないタイ人も多いので、簡単なタイ語を覚えていくとさらに旅が充実しますよ。
またタイは「微笑みの国」と言われるくらい、人々が温かく、のんびりとしています。たとえ言語が通じなくとも、お店の人やゲストハウスのオーナーとのコミュニケーションを楽しめるのも魅力のひとつです。
タイならではの、ゆったりとした雰囲気を満喫しましょう。
タイひとり旅でおすすめしたいスポット12選!
バックパッカーの聖地「カオサンロード」
言わずと知れたバンコクの名所「カオサンロード」。数百メートルの一本道に沿って、屋台や雑貨店、カフェ、レストラン、タイマッサージ店、ゲストハウスがずらりと並びます。
混沌とした、まさにカオスな雰囲気は必見です、通称「バックパッカーの聖地」とも言われており、世界中の旅人がここカオサンロードに集います。
大都会バンコクでショッピングを楽しむ
首都バンコクの大都会を満喫する旅はいかがですか?発展途上国と言われているタイですが、ここバンコクの賑やかさは、東京にも負けずとも劣りません。
バンコク内には、巨大ショッピングモールが点在しており、カジュアルから高級ブランドまで幅広いお店があります。
また、タイならではのマッサージ店も無数にあり、旅の疲れを癒すこともできちゃいますね。グルメ、ショッピング、娯楽すべてがそろった都市です。
気軽にいけるリゾート地「パタヤ」
バンコクからバスで約2時間半のところにある海沿いの街「パタヤ」。気軽に行けるリゾート地として人気を集めており、癒しを求めて多くの旅行客が集まります。
開放感あふれるオーシャンビューをはじめ、ナイトクラブやバーも充実しています。
一人旅でも十二分にたのしめるスポットですね。
タイ第2の都市「チェンマイ」でのんびり過ごす
タイ第二の都市「チェンマイ」。標高の高い山岳地帯にある中核都市で、「ちょうどよく都会な雰囲気」がとっても魅力的です。
ショッピングモールやレストランが充実していますが、バンコクのような都会の喧騒は感じません。
またチェンマイは、「カフェが多い地」として知られています。おいしいコーヒーを飲みながらまったりと過ごすができますよ。
バックパッカーが作った町「パーイ」
タイ北部にある超ローカルなスポット「パーイ」。旅人界隈でひときわ有名な場所で、「バックパッカーが作り上げた町」とも言われています。
何か特別なアクティビティがあるわけではありませんが、なぜか「永遠に居たくなる不思議な感覚」に襲われる田舎町です。
コテージ風の宿に泊まったり、ナイトマーケットを散策したり、雑貨屋さんを見て歩いたり。時間を気にすることなく思う存分ひとり旅を満喫できますよ。
贅沢リゾートを満喫できる「ホアヒン」
バンコクから南西に200kmのところにあるリゾート地「ホアヒン」。大きな岩がゴロゴロと転がった名物ホアヒンビーチをはじめ、多くの人で賑わうナイトマーケット、象に乗れるエレファントビレッジなど、癒しのスポットからアクティビティまで充実しています。
他のリゾートと比べてラグジュアリーなホテルや高級レストランが多いのも特徴です。
都会の喧騒から離れてのんびりと過ごしたいバックパッカーはぜひ足を運んでみてください。
開放感抜群のオーシャンビューを見るなら「サメット島」
見る者の心を感動させるオーシャンビューが魅力の「サメット島」。エメラルドブルーに輝く海と、広々とした素朴なビーチが魅力的です。
心癒される海はもちろん、オレンジに染まるサンセットはたまりません。
また、のんびりとくつろぎたい人はバンガローに泊まるのがおすすめ。絶景に囲まれて思う存分リラックスタイムを満喫しましょう。
美しい建築物に囲まれた地「チェンライ」
タイ北部は、ミャンマーとラオスの国境近くにある「チェンライ」。かつてランナー王朝が栄えた地として知られており、美しい建築物や仏教寺院があちらこちらに並んでいます。
タイの歴史を学びたい人にはぴったり。またコーヒー栽培が行われている地でもあり、市内には地産のコーヒーが飲めるカフェが点在しています。
こじんまりとリゾートを楽しむなら「シーチャン島」
バンコクとパタヤのちょうど中間にあるリゾート地「シーチャン島」。一般的にはあまり知られていない小さな港町ですが、日系企業が多く集まっていることから、世界有数の日本人街として知られています。
注目すべきは海の透明度。ほとんど人のいないビーチで、まるで空を飛んでいるかのような美しい海を満喫できます!さざなみを聴きながら、ただひたすらゆったりと過ごせる穴場です。
バンコクから近い観光名所「アユタヤ」
バンコクから北に80kmに位置する「アユタヤ」。かつてアユタヤ王朝が栄えたスポットで、現在は世界遺産となっています。
注目すべきは、神秘的な遺跡たち。木の根に入った仏頭「ワット・マハータート」や、アユタヤ歴史公園にある「ワット・プララム」は必見です。
バンコクからのアクセスも良好で、バスや電車、ミニバンで行くことができます。
タイ最大のリゾートアイランド「プーケット島」
タイ南部にあるタイ最大の島「プーケット島」。タイが誇るリゾート地でありながら、世界有数のリゾートとしても知られています。
美しいホワイトビーチとエメラルドブルーに輝く海は、見る者の心をうばいます。ビーチリゾートはもちろん、マリンスポーツ、さらに内陸部ではジャングル体験も。海、山とわず多彩な楽しみ方ができますよ。
月に一度のフルムーンパーティで大賑わい!「パンガン島」
タイ南部、プーケットから正反対にある「パンガン島」。お祭り好きには言わずと知れたスポットで、月に一度の満月の夜に行われる「フルムーンパーティー」が人気の島です。
ビーチ上でお酒を飲んだり、音楽に合わせて踊ったり、多くの旅人が大騒ぎ。もちろん一人参加でも十分に楽しめますよ。
また、パーティーだけでなく、パンガン島の海もお見逃しなく。人も少なくのんびりとオーシャンビューを満喫できますよ。
優雅なリゾートライフを満喫できる「サムイ島」
パンガン島のすぐ隣にある「サムイ島」。島ならではの開放感あふれるオーシャンビューはもちろん、ダイビングなどのマリンスポーツも楽しめます。
島に沿っていくつもビーチが点在しており、プーケットなどの大型リゾートと並べても落ち着いています。南国の風に吹かれながら、優雅なリゾートライフを満喫してみてはいかが?
ひとり旅の聖地「タイ」で素敵な時間を
タイのひとり旅ノウハウと、おすすめスポットをご紹介しました。
いかがでしたか?
治安、食べ物、宿、言語においては、そこまで心配する必要はありません。数ある国の中でも、タイはトップクラスに旅しやすい国なので、旅慣れしていない人でも安心です。
世界中から多くのひとり旅バックパッカーが集まるので、まさに「ひとり旅の聖地」とも言えます。
今や東南アジアが誇る大都市となったバンコクをはじめ、有名リゾート、超ローカルなタイの島々、歴史を感じる遺跡群など、魅力的なスポットがたくさんあるので、気になったところがあれば、ぜひ足を運んでみてくださいね。
あなたの一人旅がより充実することを祈っています。